新型コロナウイルスの影響で、マスクが全国的に足りない中、トイレットペーパーやキッチンペーパー、介護用品や女性用の生理用品なども品薄の状態になっています。
現実問題として足りない「マスク」と原材料が同じと謳う誤った情報によるものですが、パニックに陥っている社会においては誤った行動へとつながってしまいます。
マスクや除菌用のクリーニングシートなど、衛生用品を中心に品切れ状態が継続している点は現実問題としてありますが、その他の商品が中長期にわたり在庫不足になることはありません。
報道によると、業界団体や政府の話では、在庫は十分にあるとのことです。
販売店によっては、ひとり1個までといった購入時の数量制限を設けていますが、これは悪質なデマに翻弄される消費者が後を絶たないための措置であって、在庫不足のための措置ではありません。
2011年の震災では、被災地を中心に深刻な生活用品不足に陥りました。
地震により物資の輸送網が物理的に寸断され、モノを届けたくても届けられない状況だったことが主な原因ですが、今回は違います。
不要不急の外出は控えるように呼びかけこそされていますが、モノの輸送は機能しています。
混乱の中、一時的に必要なものが手に入らないことがあるかもしれませんが、1週間もすれば通常どおり買えるようになりますので、まずは落ち着いて、足りない分・必要な分だけ購入するように心がけてください。
また、今回のような非常事態が、次にいつくるかもわかりませんので、世間が落ち着いたら、非常用の物資についても考えてみてくださいね。
そのほか、マスクについては安定供給にはまだ時間はかかりそうではあるものの、新たに国内の生産機能が強化されることになりました。
鴻海(ホンハイ)に買収され、海外企業として歩み始めたシャープの工場で、3月半ばからマスクの生産が開始されます。
海外企業となりフットワークが軽くなったのでしょうかね。私にとってはシャープのPDA・ザウルスシリーズでなじみが深く、またAQUOSスマートフォンは、現在、私も愛用しているところです。
当初の政府発表よりも、マスクの市場への安定供給は1カ月近く遅れる形になりますが、特に自分からまわりの人への飛沫感染のリスクを下げる道具としてマスクは重宝されますので、早期の安定供給を期待しましょう。